ってことで、好き勝手書き書きします。
ニコニコ動画で初音ミクとか吉幾三とか大人気なんですが、本格的に人気が出てくると、CD化とかされたりしちゃうんです。
で、これはかつてのノマネコ騒動の時にもおもったことだけど、そういうお祭りって、ネットが作り出すイデアというか、独特の世界観というか、リアリティが人を感動させてることなんだよたぶん。
だから、いざ吉幾三がCD出したりすると、とたんに冷める。ノマネコもCD出したりしてたけど、あれは祭りの末期というか後始末的な印象。
つまり、ネットでやってるからおもしろいわけで。
IKZOは厳密に言えば吉幾三じゃないんだよ。IKZOは、動画の中でマッシュアップされた音楽のネタと、それを取り囲むニコニコ動画の大量の群集(をイメージさせる動画コメント達)の中にしか、存在しない。実際に「さぁ吉幾三を連れてきたぞ、CD作らせたぞ」って言われてもさ、それはみんなが楽しんでるIKZOとは、持っているリアリティが違うんだよ。
だから、そういうネットの祭りからうまくビジネスエンジンを作ろうと企画している輩達は、そのリアリティをきちんと把握する必要があるんじゃないのかなぁ。
初音ミクのCD(Re: packaged)も、そのCDでニコニコ動画みたいなリアルティを求めるのはおそらく間違いで、むしろ、「発売だー!」って心持でCDを買う行為は、動画にコメントをつけるのに近いリアルなんじゃないだろうか。
という仮説でした。