千駄ヶ谷 ホープ軒

ここ3週間、出張・旅行・帰省と毎週のようにイレギュラーな食生活が続いていてダイエットが崩壊しておりますが。。。都内まで行ったついでにいつもの麻布ラーメンに行こうかと思ったんだけど、ふと「麻布ラーメンっぽいラーメン」がほかにも無いか調べたところ、あるレビューで「ホープ軒」がそれに近いという記述を見つけて、行ってみることに。

場所は千駄ヶ谷。外苑で国立競技場のすぐ近く、24時間営業の立ち食いラーメン。周りから浮いている異様な黄色い建物。素ラーメンを頼んだ。

なるほど、背アブラこてこて、ネギが入れ放題、やわらかいチャーシュー、これは確かに麻布ラーメンに似ている。しかしまったく違うのは麺。もちもちの極太で、これは山岡家に近い。食べ応えは十分なのだけど、個人的には麻布ラーメンの麺のほうが好み。そして、何かどうしても不足している感がある。そこで気が付いた、麻布ラーメンのあの「唐辛子モヤシ」がないのである。やっぱり麻布ラーメン最大のアイデンティティはあの唐辛子モヤシだと確信した。ニンニクを少し追加してみたものの、麻布ラーメンを求める自分にはどうしても一味足りなかった。1杯1,000円ということもあり、残念ながらリピートはなさそうな感じ。とにもかくにも、ごちそうさまでした。

天空の城ラピュタのシナリオは2枚重ね

実は、趣味で少しずつ作劇の練習をしている。シナリオライティングとか小説の類。その中で有名作品のシナリオをいろいろ分析したりしてるんだけど、シナリオの観点から有名作品を見ると、ぜんぜん違って見えて面白い。例えば、「天空の城ラピュタのシナリオは途中でマルっと入れ替わってる」という話が面白かった。

映画の序盤で、主人公であるパズーの動機が「死んだ父が見たはずのラピュタを発見したい」と明示される。なので、シナリオの王道だけで言えば「パズーが大ピンチになりつつラピュタにたどり着く物語」になるはずが、実際には映画の中盤でラピュタにたどり着いて目的が達成されてしまう。そこからはシナリオはいつのまにか「シータの物語」になる。シータについても、序盤でゴンドワの谷から怪しい連中に連れ去られた回想シーンがあるので「怪しい連中から逃れてゴンドワに帰る物語」が暗示されているので「がんばれシータ、ムスカの夢を砕いて逃げろ!」とハラハラドキドキ楽しめるようになっている。でも、中盤以降のパズーは物語的な役目を終えているので舞台装置的になっていて、出番といえばシータのサブとして「バルス」を唱える時ぐらい。主人公をクライマックスあたりでフォーカスしないってのが面白い。もしこれがハリウッド映画なら、たぶんシータが一人でムスカと対峙するような展開にはならず、パズーとムスカで殴り合いの勝負になって、最後はキスシーンでエンディング、石の力を発動させてシータとパズーは新生ラピュタ王になるはず。

でも実際にラピュタを見ていて、シナリオのギアチェンジの違和感みたいなのを全然感じない(気にさせない)のは、鬼才宮崎監督のマジックだと思う。とにかくまったく無駄がなくて魅力的なシーンだらけ、アニメーションも世界観も見ていて引き込まれる演出続きで、シナリオが圧倒されてる。なんとなく、ラピュタの「映画」の魅力を100としたとき、小説だと30ぐらい、漫画でも50ぐらいになっちゃうんじゃないかと思う。それだけラピュタはアニメーションで生きている。

特に、パズーがシータを燃える塔の上から救出するところは、宮崎映画の演出の中でも屈指のシーンだと思う。アニメーション・セリフ・音楽まで何の違和感もない一つの塊のようになって観客を引き込む。あれは小説でも漫画でも(たぶん実写でも)達成できない域なんだと思う。

進撃の巨人 in HITA が本当に素晴らしかった

先日とある仕事で九州に出張することになり、隙間時間を使って大分県日田市に寄り道してきた。というのも「進撃の巨人」の作者である諌山創先生の出身地が大分県日田市の旧大山町にあって、町おこしの一環で町中のいろいろな場所が進撃とコラボしているのだ。

進撃の巨人 in HITA https://shingeki-hita.com

僕が好きな漫画ナンバー1は長年、「進撃の巨人」と「風の谷のナウシカ原作」が同率1位ということになっている。進撃は、リアルタイムで別冊少年マガジンの連載を追いかけていた。マジで神漫画である。神。

飛行機出発までの隙間時間は約2時間。その2時間を全力で楽しんできた。

まずは進撃の巨人 in HITA ミュージアム。道の駅と一体化された施設。

入ってみると原画がずらり。少年マガジンの原稿用紙に書かれていて、印刷された単行本では味わえないリアリティがすごい。

単に展示されているだけじゃなくて、原画ごとに諌山先生からの一言コメントが添えられているのがとてもよかった。作者はこういうことを考えていたのか~と考えながら楽しめた。

そして原画展示の先にあったこれ、このデスク、これを見ていたら、いい歳して1人でマジ泣きしそうになった。というのも、先生が漫画を描くために使っていた思い入れのデスクが丸々寄贈されているのである。22巻執筆当時まで使っていたというのだから、相当な年月、先生が座っていたことになる。

写真じゃ伝わらないんだけど、めちゃくちゃリアリティがあった。「ああ、進撃はこのデスクの上でペンを走らせて描かかれたんだ」と思えた。原画を見るよりもずっと心に響いた。決して高価なデスクじゃないし、よくあるステンレスの棚だし、本当に先生の下積み時代を切り取ったかのような雰囲気だった。この展示企画した人、素晴らしい。

それと、展示物の写真撮影OKってのが素晴らしい。こういう施設は運営のことを考えたら撮影禁止にしようという意見があってもおかしくなさそうだけど、そのあたりも諌山先生の思いがあったりするのかな、とかいろいろ考えながら楽しめた。ちなみに、上記の作画デスクは撮影だけじゃなく、なんと座るのもOK。いや、恐れ多くて座れなかったけど。

ミュージアムを出て次に行ったのは、大山町のダムにあるこの銅像。エレン・ミカサ・アルミンがダムを見上げているやつ。思わず僕も横に立って写真撮影。この写真、近くにいた中国人観光客に撮ってもらった。その中国人もめちゃくちゃ進撃の巨人が好きらしく、これを見るために中国から来たらしい。それ聞いてまた感動した。諌山先生、世界中の人間の心を動かしてらっしゃる。偉業です。神。

さらに次に行ったのはミュージアム 別館 ANNEX。

こちらは絵の展示のみ。各巻の名シーンを諌山先生が選んでコメントしたものがずらりと並んでいた。

僕が進撃で一番好きなセリフ「オレはガッカリした」がちゃんと取り上げられていた。むちゃくちゃリアルなエゴの描写で、こんなところまで描き切れるのがすごい。

ANNEXの最後には長時間インタビューがディスプレイで流れていたんだけど、時間がないのでほとんど見れずに退出。残念。

ミュージアムANNEXを出て最後に寄ったのは、諌山先生が高校生の頃に皿洗いのバイトをしていたという焼きそば屋さん「想夫恋」。

パリパリに焼かれた焼きそばの食感と、大量のモヤシがとてもおいしかった。諌山先生もバイトのまかないで食べていたらしい。これも作者のリアリティ。

展示されていたデスクに始まり、先生なじみのお店とか、大山町の雰囲気まで、全部がリアルに感じられて、滞在時間2時間があっという間だった。「何かの作者ゆかりの土地を訪ねる」っていう経験が、そもそも人生初だったかもしれない。そして涙もろくなったのは年のせいかもしれない。。。

で、帰りの飛行機の待ち時間、熊本名物の馬刺しと地ビールをいただいて、出張終わり。

ごちそうさまでした。

ちなみに当ブログでの進撃の巨人の初出は以下、2014年だった。つまり10年前。10年後。残りの人生、大切に生きようと誓うのだった。

生活費を棚卸してみたら..高い!

コンビニやらスーパーで使ってる金額を棚卸してみたら、前より月額で2割ぐらい増えてた。上の子が中学生になったから生活費が増すのはわかるけど、やっぱコロナ後のインフレが効いてる感じ。特にコンビニが容赦ない価格設定になってる。よく車でコンビニよって子供におやつを買ったりしてるんだけど、ちょっと考え物な気がしてきた。あと、洗剤だとかシャンプーだとかの日用品は備蓄もかねてネットで大量に安くまとめ買いすることにしよう。楽天経済圏に入って楽天SPUが11倍になってるから、楽天24でなるべく済ませるようにしよう。

ダイエットは4ヶ月を経過して平均して1kgぐらい痩せたっぽい。まったく見た目には変わらない。

過去6か月分の体重グラフ公開

変動幅が2kgぐらいあるからよくわからんけど移動平均とったらこんな感じになってるのではないかと。ここ4ヶ月、毎日のようにベースブレッド食べてるけど、まったく飽きない。素晴らしい。

娘、YouTubeチャンネル始める

下の娘(9)、小2ぐらいからiPadとApplePenを貸してお絵描き(アイビスペイント)で遊んだりしてたんだけど、最近いよいよ制作範囲が本格的になってきた。

レイヤーやらブラシやら画面効果を使いこなして何十レイヤーも使ったイラストを描くし、CapCutと音声合成でコメント音声とテロップ入れてイラストメイキング動画を制作をしたり、ガレージバンドで打ち込みで曲を作り始めたり。

いよいよ制作のアウトプットが多くなってきたんで「YouTubeチャンネルはじめてみる?」って聞いたところめっちゃやる気なので、作品アップロード用にチャンネルを開設した。親がアカウント管理して、コメントは付けられないようにしてるけど。登録者は最初おれ1名だけだったけど、何本かアップしているうちに2名増えて現在登録者3名。それでもワイワイ喜んでる。

ここ数日はパソコンにLive2Dをインストールしてイラストをモデリングして動かし始めた。ツールの使い方は自分でぐぐって調べて、たまに分からなくてキレながらも諦めずやるし、なによりクリエイティブなことが延々と楽しいらしく、もう9歳にして将来の職業はもうその道しかなさそうな雰囲気ある。