自分の裁量で仕事を切れる素晴らしさ

いやぁ、超絶バタバタ。。。

実は今月初めから、ちょっとヨメが風邪をこじらせて入院中。
もうかなり回復してて、あとは退院を待つだけなので大丈夫です。

本当に、いままで見えないものが見えた2週間だ。
元の生活に戻っても、今までとはさらに色々と考え方変わるかも。

ちなみに娘は僕と共に実家に戻り、祖父母が面倒を見てる。
僕は実家から片道1時間の車通勤の日々。

とにかく、やっぱり健康は一番。
健康がなくなると、それまで考えてきたこととか、本当に陳腐なものに見えて、
自分の見る世界観が一変する。

でも健康バカになってもしょうがなくて、
どうせ健康なんてどこかで損なわれるのは確かなんだから、
明日死んでも後悔しないように変なプライドをどんどん捨てる、
他人の言うことに影響されず、自分だけを信じてやりたいことだけをやる。
それが一番だなと、改めて確信した。

そして、自営業はこういうときに、ある意味、強いと思った。
自分の裁量で仕事を切ってリスクを取れる自由がある。もちろん収入下がるけど。
けど収入が下がることと嫁の健康なんて、天秤にかけるまでもなくて、
これが東京でサラリーマンやっていた頃に同じ事態になってたと思うと、ぎょっとする。
サラリーマンは裁量を持っているように見えて、実際はしがらみが多すぎて、
2週間の有給を取るなんてのはほぼ不可能。つまり、そもそも天秤にかけられない。
いや天秤にかける気になればかけられるんだけど、精神的にかけられない。
特に出世を狙えば狙うほどに、評価を下げるネタはもみ消したい考えが強くなるから、
稼げば稼ぐほど、稼げない事態をゴマかさないと、いられなくなる。
もちろん、出世に興味もたない選択をした人なら、2週間ぐらい取れるわけで、
ある意味その選択をした人は正解かもしれない。

肝心なのは選択の自由を持っているかどうかだ。
VCからカネ借りて雇われ社長はじめたら、自営業と言えども、
家庭の事情で勝手に仕事を切ったりはできないし。

あと、やっている事業の内容によっても変わってくる。
今やっている自営業のネタは、自社製品というか、
受託みたいな対面の商売じゃないので、緊急事態になっても単純作業をやれば
少額だけどお金が回っていく。
微々たる金額でも不労所得みたいなのがあるってのは、本当に心強い。

自営業をやっていて、そして親元に近い郊外にもどってきて、心底良かったと思った。

あとやっぱり、Web業界にいたころに必死になって頭を働かせて追い求めていた事、
例えば、世界を変えるアイディア・技術だとか、メディアへの露出だとか、
アメリカのシリコンバレーの動向だとかは、本当に墓穴だったんだなと、強く思う。
そもそもそれがサラリーマン思考だった。
心底、見の程を知らなかった、バカだったと思う。

自営業脳になりつつある今は、
とにかくWebでも不動産でも小売でも飲食店でも、
何でもいいから金を稼いで、一番自分に近い人間を幸せにして、
それでもカネがあまったら、もう一回り近い人間を幸せにして、
そういう考えで行くことだけを考えてる。

近々退院するので、妻と娘の3人生活が戻るのが楽しみ。

Web業界に染み付いた「スタートアップ」という名の興行ビジネス

こんにちはこんにちは、

いやぁ、タイトルの件は、とりあえずWeb業界の人に劇的に多い。
いきなり「コアってなんなんですか」とか聞いてくるヤツは殴り倒したくなる。
まるでコアもってないと失敗するかのような言い方する。
挙句の果てにはシリコンバレーのかっこいい起業事例とかを引き合いに出したりして、もう最悪。

言ってしまえば、TechCrunchとか、ああいうのは、性質としてavexとかがやってるオーディション、いわゆる興行ビジネスに近い。
成功事例を祭りあげ、夢を追う若手を囲い、確率論でベンチャーキャピタルは投資額をキャピタルゲインで回収している。
(もう行き詰ってるけど)

俗に言う、独立とか起業っていうのは、本質的に異なるパターンが数種類ある。
あんまり世の中で区別ついている人は多く無いんじゃないかと思う。
自分自身もこの違が見えてくるまで時間がかかった。

[1]まず、IT系で一般的なイメージで言われるのがテクノロジーベンチャー。技術のシーズをコアにして、事業計画を立てて、ベンチャーキャピタルから資金を獲得して1億円とかの規模の資本金でスタートアップする。

[2]もうひとつ、営業・コンサル系の起業。これは、それ系の大手でキャリアと人脈を築いて(だいたい6年~10年ぐらい)、自己資本をベースに開業するタイプ。

[3]さらに、フリーランスからの起業。これは個人で下請け的な活動をしていながら法人化するタイプと、個人で趣味でやっている独自ビジネスが成長して法人化するタイプに分かれる。

で、俺がやろうとしてるのは、2番目の営業コンサル系の起業に近いんだわな。
でもどうしてもIT業界の技術畑でやってきているから、周りの人からは1で見られる。

はっきりいって1は選択肢としては非常難しい。というかアテにいくのはほぼ不可能だと思っておいたほうがいい。イメージとしては、武道館を目指すバンドマンたちの中で本当に武道館に立てる確率ぐらい。あくまでイメージだけど。とにかく、よっぽどの技術と専門性がないと、大手が同じことをやってきたときに勝てない。たとえ参入障壁になるぐらいのスキルがあったとしても、市場が存在しない可能性が高い。一発目がうまく行ったとしても、その後のバイアウト(大手企業からの買収)を狙えるかどうかわからない。

ちなみに1の亜流としては、普通に会社員やってる人がレストラン経営をはじめるようなケースがある。この場合はITベンチャーと比べて投資規模も小さいし自己資本で開業できるのと、そもそも参入障壁が物理世界に依存している部分があるから個人でも太刀打ちできる可能性が比較的高い。それでも大手フランチャイズを怯えることにはなるけれど。

2は、その点堅実。アテに行くというよりは地道に食う、というイメージ。もっとも、会社が大きくなる期待値としては1には到底およばない。ただし、それなりの会社をそれなりの長い間持続させていくことを考えたら、2が一番近道だと思っている。

3はある意味理想的で、サラリーマンをやりながら仕込んでおいて、離陸してきたタイミングを見計らって法人化するというパターン。やるなら3を狙うのが正しいと思う。

いや、1はまぁカッコいいよ。
野球選手みたいでさ。
俺は夢を追うんだとか言うのも、まぁかっこいいよ。

でも、俺かっこわるくても、自分の嫁と子供の未来を堅実に守る選択は2だと考えたから、それで行動する。
そんでいつか、2から、1を超えてやろうと思ってる。

Webの業界について色々

はてなが有料サービスに力いれてみるみたいだけど、変な兆候にならなけりゃいいが。

なんというか、経営がヘボだと身も心もドクロ化して、金のためなら平気で事業のアイデンティティを消すような真似をするから、ネットサービスってのは業界として未熟に見られるんだよ。

いま「競争の戦略」を古本屋で3000円ぐらいで買って読んでるけど、まず、20年以上前にも今とまったく同じ構図で粛々と競争が行われていたのかと、思い知った。Webが金になるとかならないとか、どこが勝ってどこが閉めるとか、そういう話は、あたかもネットならではのように語られがちだけど、本当に一般的なビジネスの競争の話に落としこめるのかもしれない。としたら、経営戦略をしっかり勉強している人が強いのはあたりまえで、Webも別に先端産業だから特例ってわけでもなんでもない。

やっぱね、デカくやるなら、ネットはネットと思わないほうがいい。それこそ、日用品メーカーであり、外食業界であり、あまり一般的な業界とかけ離れた特徴はない、という前提が大切じゃないだろうか。

「Webならば、それでもWebなら何とかしてくれる…」ってのはNG

が、副業となるとWebは本当に新しい世界。これまた真実だと思われ。うむ。

愛という名のもとに

見た。
相変わらず江口洋介のロンゲが時代を感じさせてくれる。そして、さすが野島伸司、ドロドロで素晴らしい。伏線展開しすぎて描写が雑で感情移入できねー!!!ってとこがあったけど。

18年前のドラマだからか、フェミニズムとか、GNPとか公定歩合とか、その時代に敏感な話題がいたるところに出てきて、なんというか時代って15年ぐらいで変わるもんなんだなぁと思ったりした。

つーことは、逆にいまから15年後は、いまのトレンドも間違いなく古臭く思われるに違いない。とりあえずWeb業界のラッシュは、酒の席でツマミになるんだろうなぁ。あとなんだろう、少子化とか金融不安だとか、テロとの戦いだとか、そのあたりのキーワードは、たぶん15年後には「ああ、2000年代の言葉だね」ってなる気がする。少子化も金融不安も非正規雇用もテロも、大きな話題にならないというか、社会の大前提になって、マスメディアが取り上げるのは別問題になっているはず。フェミニズムが俺たちの世代ではもう一部common senseになってるとか、不景気なのは承知だよ、みたいな。

わかんねーけど、この国は老いるんだろうなぁ。俺個人にどれだけの関係があるんだとか考えると、何も関係ないんだろうけど、自分の乗っている「波」は、把握しておきたい。

8月になった

新宿ビアガーデン。つかの間の休日も、この調子で消える。。。うへぇ。

「ぼくらの」16話を見たけど、おーおーおーなかなか展開が面白くなってきたーーー。毎週火曜日がだんだん待ち遠しくなってきてるあたり、アニオタ化してきています。

ruby on rails実践中。うーん・・・。scaffoldがそんなにすごいかね・・・。Visual C++ on Win32SDKでアプリ組んでた時代から見たC# with .NET Frameworkのデキの良さに比べたら、どうなんでしょう。 とりあえずRoR使えば生産性が飛躍的に向上するってのは、Web業界でビジネス&開発の現場を担当してる俺から言わせればほとんどウソなんじゃないかと。こんな訛りの酷い言語と汎用性の無い現状で人的リソースが確保できるかっちゅーの。