土星の衛星タイタンに初の探査機着陸

やばい、あまりの興奮に吐き気が。昨日の夜7時からライブ中継がはじまってからずっとNASA TVのストリーミング配信を見てる。日本時間の14日夜、土星の衛星タイタンにホイヘンスと名づけられたプローブが着陸した。着陸の前に2時間ぐらいタイタンの上空をパラシュートでゆっくり降下し、地表の画像を撮影したそう…

やばい、あまりの興奮に吐き気が。昨日の夜7時からライブ中継がはじまってからずっとNASA TVのストリーミング配信を見てる。
日本時間の14日夜、土星の衛星タイタンにホイヘンスと名づけられたプローブが着陸した。
着陸の前に2時間ぐらいタイタンの上空をパラシュートでゆっくり降下し、地表の画像を撮影したそうで、ESAのホームページには3枚の画像が公開されてる。そこには、ほぼ間違いなく水路と思われる地形や、海と陸の海岸線のような模様が。
そして着陸地点は流体によって角が取れた丸い岩がごろごろ・・・なんか荒涼とした風景。気温は摂氏マイナス180度だそうで、その温度だと酸素は気体か液体か微妙なところ。メタンは場所によって液体・気体の循環をしているようで、メタンの雲も確認されてる。
写真に写ってる水路も、水ではなく液化したメタンの川が流れてるっぽい。

ESA Web Site: http://www.esa.int/SPECIALS/Cassini-Huygens/index.html

人類初の貢献ということで、ESA、NASA、おめでとう!!!

JAXA、日本も何かやろうよ…ロケットで失敗してる場合じゃないぞ。

土製探査衛星カッシーニ 最終目的地へ

NASA JPL Cassini-Huygens Mission Home

今から7年前、俺なら高校2年生でラルクのkenのギターソロを覚えるのに毎晩薬指の皮膚をぼろぼろにしていた頃だったと思いますが、このときNASAはJPL(ジェット推進研究所)ではカッシーニと呼ばれる過去最大規模の土星系探査衛星が打ち上げられました。そのカッシーニがこの6月30日、片道7年の旅を終えて土星系に到達します。そして同時に4年間に渡る探査ミッションが開始されます。

JPLといえば今年の正月に火星探査車を無事着陸させたことで俺をトチ狂わんばかりに興奮させたことで有名ですが、今回もcoolなチームがまた興奮させてくれそうです。

到着するのにあと20日間もかかるじゃねーかっていう突っ込みもありそうですが、上の写真を見ても明らかなようにもうカッシーニの目の前は土星でいっぱい。土星は太陽系の惑星で2番目のデカさをもっているだけあって無茶苦茶デカいんです。土星の輪の幅に地球はすっぽり入っちまうってぐらいの規模です。

んで今回のミッションの最高のハイライトはなんといっても今年のクリスマス12月25日に行われる衛星タイタンへのミニ探査機の投下です。タイタンってのは土星最大の衛星ですが、衛星と言えども大きさは冥王星や水星よりもデカくてなんと衛星のくせに濃厚な大気を持っていることで有名です。オレンジ色の大気は地球の大気とほぼ同じ1気圧。おもに窒素が主成分らしいのですが、メタンも豊富に含んでいるらしく、さらにタイタンの気温はメタンに対してちょうど地球の水みたいに具合のいい温度らしいので、もしかしたらメタンの雲が浮き、メタンの雨が降り、メタンの海があるんじゃないか?という期待が寄せられています。地球からのレーダーによる観測ではすでに陸地と海のような地形が得られてるし、上空には複雑な有機物の合成が行われている可能性も示唆されていることから、原始地球の状態に酷似しているみたいです。
その地表の写真を地球に送ってきてくれるんですからあまりの興奮に俺の血圧は一気に危険域になる可能性があるので今のうちから薬でも買っておこうかと思ったりしてるかどうかは定かではありません。

あぁー興奮してきた!
そういえば土星到着の際には、土星の輪の隙間を思いっきり突っ切るらしいです。豪快だね。壊れないかどうか不安だけど…。