やたら騒がれてたのが落ち着いてきたらしい。マーケティング的に見たら、iPhoneなんて、マニア層向けのニッチ商品でしかないわけ。商品のターゲット・ドメイン特化は市場が成熟してきたら普通に起きることで、そういう意味では、高年齢層向けのらくらくフォンとなんら変わりは無い。100万台予測なんて、よくやったもんだ。
Lehmanの破産もそうなんだけど、神輿かつぐの、もうウンザリなんだよ。iPhoneが未来切り開くとか、そういうやつ。つまりバブル。賑やかして金と時間出しまくって、ぶーたれながら祭りの後始末ですよ。疲れるんだよねぇ。
このご時勢、モノ・サービスwo100万単位で使ってもらうなんてそうそうにできるワケがない。100万人が共通で持つニーズなんて、食い尽くされてるわけ。90年代の思考は終わったわけ。消費者の行動モデルの分析がんばったって、その分のコストとつりあわない所まで来ちゃってる。日本でミリオンヒット狙ってがんばろうとするのはお国違い。中国いったほうがいい。
で、M1,F1向けは、これからは宗教とか思想家とか、そっちの方向ね。SNSのヒットもケータイのヒットも、根底はコミュニケーションパラダイムのシフトだから。要するにみんな不安だし。不安解消のためならバンバン動く。もっともっと理解のできないものが出来てきてもおかしくない。例えばファッションとか。M1,F1とは言わず、いまの30歳ぐらいまでは、M1,F1扱いでいいんじゃない。
ケータイとネット10年。次の10年、どうでしょうかね。個人的には、技術的なイノベーションだけじゃない気がしてて、マネーの仕組みとか、思想の偏性だとか、そっちが関わってくること間違いなし、という気がするのですよ。
以上妄想。