暇…。まぁ年末だから仕方ないんだけど。あまりにも暇なのでまた衝動的に運転したくなって東京湾まで夜景見に行ってきた。
ここ最近はETCカードをフル活用。首都高料金530円が2回とガソリン代200km分ぐらいなので、一回飲み屋に行くよりもだいぶ安い…
と思い込んで納得させてる。
ここで、一体全体どうしてこいつは夜10時に東京を走りに行こうというモチベーションが沸くんだ?という疑問にお答えするという名目で、東京ベイエリアの魅力を勝手に語ることにしよう。とりあえず、俺の住んでる6号向島線方面から入っていくルートで、最も綺麗なドライブコースを紹介。まったくの初めての人にも魅力が伝わるように丁寧に書いてみる。
まず、首都高の6号線から都心に向かって走る。このとき楽しめるのは、向かっている方向に一面に見える人口1000万人の街が照らすの夜景。左には江戸川区や葛飾区の下町の明かり。
正面遠方には都心のビルの赤いランプが無数に見える。このときに、ある程度心にグッとくるものがあるなら、あなたも潜在的に立派な首都フェチだ。
もし小菅か堀切ジャンクションあたりまで走っても「明るいねぇ」とサラッとしてしまう人は、この先何も面白くないのですぐに引き返そう。
気にすることは無い、嗜好というのは人それぞれだ。
とりあえずは堀切JCTまでは選択肢が無いのでとりあえず走ろう。堀切まで来ると、中央環状線(C2)に入るか、そのまま6号で都心に行くか、の選択を迫られる。夜景を見るよりもドライブテクニックを磨きたい人、スピード狂の人はそのまま6号へ、淡々と走りたい人や夜景を楽しみたい人なら、C2の湾岸線方面に入ることをオススメする。個人的に好きなのはC2なのでそっちに行くことにする。
気をつけなければならないのは、C2の湾岸線方面に行くこと。もし逆方向に行くと悲しいかな、東京は遠のいて埼玉方面に行ってしまう。
ベイドライブなんだから湾岸線へ。
補足、首都高は各線に記号がついていて、湾岸線はBayの頭文字”B”。向島線なら6、中央環状線はC2。そうそう、環状線には、都心環状線C1と中央環状線C2の2つがある。中央環状線と言っても都心環状線の外側だ。間違えやすいので気をつけよう。
んで、堀切から湾岸線方面に向かってC2を走る。ここはまた見所。C2は荒川の上を走っていると言っても過言ではない。
左側には江戸川区の下町の夜景、右側手前には墨田区や江東区の明かり、遠方には都心のビルの赤いランプ。
個人的には荒川の水面のキラキラが綺麗で好き。15分ぐらい雰囲気が楽しめる。
基本的に直線なので前方にさえ注意すれば十分にゆっくりと見渡せる。荒川に沿って一途、東京湾へ。途中、千葉方面から都心に向かう7号線や多くの国道がC2の下で直角交差していて、橋を軽快なスピードで渡る車の明かりの上を、これまた自分はスピードに乗って通り過ぎていく。
次に待っているのは、いよいよ湾岸高速。C2と湾岸線は葛西JCTで交わっている。左に行けば千葉・浦安、右は羽田・横浜なので、右へ。
目の前はもう東京湾だ。湾岸線に入ると一気に道は片側3車線になる。周りの車のスピードもC2に比べて格段に速い。けれど、ゆったりとした道なのでまったく怖くはないはず。ベイエリアのドライブはここからがハイライト、まわりは建物が近くて何もかもがキラキラ。
一人ならボーっと考え事をするもよし、カップルならまったりしゃべるのもよし、大人数なら騒ぐもよし。
新木場を過ぎると、お台場だ。左手にはおなじみの台場の大きな観覧車がライトアップされている。ここで、大きな選択肢。台場線へ入って、レインボーブリッジを渡るか、それともこのまま湾岸線を走って横浜のベイブリッジまで行くか。どちらも相当に綺麗なのは間違いないけれど、レインボーブリッジへ行くとそのまま都心を抜けて帰路に着くことができるので軽いドライブにはいいかもしれない。
ベイブリッジまで行くコースだと、帰りも含めてあと3時間は楽しめるので、ひとり逃げ出してきて帰りたくない人、助手席の女の子を口説き落としたい奴にはオススメだ。
話はちょっと変わるけど、女の子を”口説き落とす”つもりでベイエリアのドライブをするなら、首都高とベイエリアの地理を頭に叩き込んでおかないと、トンでもない恥をかく可能性があるので注意が必要。
ルートを一度でも誤ると助手席の話なんて処理してられるはずもなく、時速120キロで地図を開こうとして女の子に怖がられて逆にナビされた挙句に都心のど真ん中の知らない出口で高速を降りてしまい地獄の下道をさまようのが君の辿る末路だ。
深夜の都心の下道はタクシーだらけだし景色も糞もない。「ドライブいこうぜ→まぁ素敵→どうだい東京湾の夜景は?→ドキュン」という安い発想で女の子をゲットしようとするのはやめよう。どうしても女の子とベイエリアに行きたいなら、迷っても楽しく迷えるような相手と行こう。案外、緊急時の助け合いがお互いの距離を縮めるきっかけになったりする。やっぱり人間、情けない姿をさらけださないとね。…と、大学2年当時の経験談をしてみる。
脱線しすぎた。んで、じっくり夜景を楽しめるベイブリッジ方面で行くことにする。台場を過ぎると、次は羽田空港のど真ん中を通る。
時間によっては飛び立つ飛行機を眺めながらのドライブができる。それを過ぎるとトンネルに潜る。
夜だと3車線なのに車が少ないのでスーッとトンネルを走り抜けられる。トンネルはトンネルで、ナトリウムランプのオレンジ色がキラキラしてて綺麗だ。トンネルの途中、分岐があって、左に行くと東京湾アクアラインと海ほたるに向かうことができる。その響きがかっこいいので、思わずそっちに行きたくなるのもわかるが、はっきり言ってあまりオススメできない。いや、その理由を確かめるために行ってみるのはいいような気がする。
トンネルを抜けると、料金所がある。ここからは川崎・横浜エリアなので同じ首都高だけど別料金。お金を払うと、湾岸線は東扇島に続く。
この東扇島、俺の秘密なポイントがある。ときどき深夜に行っては、ひとりじっくり考え事をする場所だ。港の埠頭なんだけど、詳しいことを書くと秘密でもなんでもなくなるので、煙草を吸いながらの眺めだけをアップ。
東扇島を通りすぎるころから、遠方に巨大な橋が見えてきてると思う。手前が鶴見つばさ橋、奥が横浜ベイブリッジだ。
ベイドライブもいよいよクライマックス!鶴見つばさ橋に入ったら左車線に寄ろう。左に見える港の眺めは思わず「おお・・・」と言ってしまうぐらい綺麗だ。その雰囲気は言葉にならないので実際にぜひ見てほしい。
その次はベイブリッジを…と思うだろうけれど、俺はいつも渡らずに手前の大黒PAで車を降りて、真下からベイブリッジを眺める。
ここまで結構運転しているので、休憩の意味合いも込めて。ここのPAのラーメン、適当にも程があるほど適当なラーメンなんだけど、一人で食べててもうまいんだわ。
んで、PAから出るときに東京方面に向かい、帰路に付くわけです。実は帰路も見所満載なんだけど、いい加減書いてて疲れてきたので、また次回。なんか大長編になっちまったなぁ…。