生まれてから延々と理想論を叩き込まれて、一気に弱肉強食・理不尽の塊のサル山に放たれる

嫁が退院し、2週間以上に渡る実家への避難生活&父子家庭の日々が終了!
方々へお騒がせいたしました。ご心配おかけしまして申し訳ありません。

今回お勉強したこと「血縁」

2週間以上実家で生活したのは、実に高校生以来、12年ぶり? もはや、高校生当時のサル的な自分とはまったく違っているわけで、生活の中で見えるのは年取る両親と自分、次世代の子供。そんな環境の中にずっといたら、なんか血縁て本当にすごいなと思った。運命共同体っていうほうがいいのかな。ムカついても泣いても共同体。世の中で確かなものなんてほとんど無いわけですが、血縁ってのは、それが良いものかどうかはケース・バイ・ケースなものの、間違いなく、超強力なものなんだと肌で感じた。血で作られた以上、血からはどうやっても逃れることはできない。

血縁なんて意識したこともなかったけど、
なんかこういう経験すると、
やっぱり人一人なんて小さいんだなと、スッと頭に入ってくる。

あたりまえなんだけど、若いうちって、それになんで気が付かないんだろーか。。。

生まれてから延々と理想論を叩き込まれて、一気に弱肉強食・理不尽の塊のサル山に放たれる子供。
それと、生まれてから理想論も知らずに支配一色のサル山しかなかった時代の子供。
どっちも、どっちかな。

自分の裁量で仕事を切れる素晴らしさ

いやぁ、超絶バタバタ。。。

実は今月初めから、ちょっとヨメが風邪をこじらせて入院中。
もうかなり回復してて、あとは退院を待つだけなので大丈夫です。

本当に、いままで見えないものが見えた2週間だ。
元の生活に戻っても、今までとはさらに色々と考え方変わるかも。

ちなみに娘は僕と共に実家に戻り、祖父母が面倒を見てる。
僕は実家から片道1時間の車通勤の日々。

とにかく、やっぱり健康は一番。
健康がなくなると、それまで考えてきたこととか、本当に陳腐なものに見えて、
自分の見る世界観が一変する。

でも健康バカになってもしょうがなくて、
どうせ健康なんてどこかで損なわれるのは確かなんだから、
明日死んでも後悔しないように変なプライドをどんどん捨てる、
他人の言うことに影響されず、自分だけを信じてやりたいことだけをやる。
それが一番だなと、改めて確信した。

そして、自営業はこういうときに、ある意味、強いと思った。
自分の裁量で仕事を切ってリスクを取れる自由がある。もちろん収入下がるけど。
けど収入が下がることと嫁の健康なんて、天秤にかけるまでもなくて、
これが東京でサラリーマンやっていた頃に同じ事態になってたと思うと、ぎょっとする。
サラリーマンは裁量を持っているように見えて、実際はしがらみが多すぎて、
2週間の有給を取るなんてのはほぼ不可能。つまり、そもそも天秤にかけられない。
いや天秤にかける気になればかけられるんだけど、精神的にかけられない。
特に出世を狙えば狙うほどに、評価を下げるネタはもみ消したい考えが強くなるから、
稼げば稼ぐほど、稼げない事態をゴマかさないと、いられなくなる。
もちろん、出世に興味もたない選択をした人なら、2週間ぐらい取れるわけで、
ある意味その選択をした人は正解かもしれない。

肝心なのは選択の自由を持っているかどうかだ。
VCからカネ借りて雇われ社長はじめたら、自営業と言えども、
家庭の事情で勝手に仕事を切ったりはできないし。

あと、やっている事業の内容によっても変わってくる。
今やっている自営業のネタは、自社製品というか、
受託みたいな対面の商売じゃないので、緊急事態になっても単純作業をやれば
少額だけどお金が回っていく。
微々たる金額でも不労所得みたいなのがあるってのは、本当に心強い。

自営業をやっていて、そして親元に近い郊外にもどってきて、心底良かったと思った。

あとやっぱり、Web業界にいたころに必死になって頭を働かせて追い求めていた事、
例えば、世界を変えるアイディア・技術だとか、メディアへの露出だとか、
アメリカのシリコンバレーの動向だとかは、本当に墓穴だったんだなと、強く思う。
そもそもそれがサラリーマン思考だった。
心底、見の程を知らなかった、バカだったと思う。

自営業脳になりつつある今は、
とにかくWebでも不動産でも小売でも飲食店でも、
何でもいいから金を稼いで、一番自分に近い人間を幸せにして、
それでもカネがあまったら、もう一回り近い人間を幸せにして、
そういう考えで行くことだけを考えてる。

近々退院するので、妻と娘の3人生活が戻るのが楽しみ。