半年前の計画が糞みたいに見える

同じ資本力での勝負、という前提なら、
あとは度胸勝負しかないんだろうなぁとか考えてる。

普通の人なら「え、それって怖くない?」とか、
「それやると、初期投資かかるよね」とか、
そうやってブレーキをかけるところにこそ、
普通の人には踏み入れられない市場なりビジネスがある。
当然だけど、同じブレーキを掛けていたら普通にしかならない。

もちろん、ブレーキかけないで突っ込んだら死んじゃうパターンも多いから、
そこの見極めができるかできないかも重要なわけだけど。
見極めても、度胸がなくて評論家になっている人は、多いんじゃないかと思う。
評論家でめし食う方が効率良いと思うけど。

独立して3カ月たって,
大きな考え方の変化があったけど,
たぶん,もう一山,デカい方向転換をしなくちゃいけない気がしてる.

客観的に自分を見ると,やっぱりどこかまだサラリーマンを残してる.
このまま甘えてやってると,ダラダラやるだけになる.
7月のとき以上に大きな方向転換が必要なのは間違いない.

いままで考えていた計画表とか見返せば見返すほど,甘い.
なんとかなるんじゃね,とか,なんとかならなかったら別の道もあるし,みたいな
そういう所だらけ.
まったく参考にならない.
実質やり直しが必要だと思う.

幸いなことに,今なら計画の立て直しは問題ない.
予測を間違えたことは対して問題じゃない.
むしろこの程度の予測のズレで済んだのは幸運だ.
気づかずズルズル行くことが一番まずくて,取り返しがつかない.
そうなる前に客観視できたのは,ちょっとした自信になりそう.うむ.

趣味とビジネスの違い

最近、めっきり面白いものを作ることに興味が無くなった。
ここ2,3年間、面白いものを作って、いろいろメディアに取り上げられてきた。
でもそこで学んだことは、そのやり方では、もう自分は成長しないだろうということだ。
なぜなら、自分が「ビジネス」だと思って取り組んでいた、Webとメディアでのやり方は、
つまり世の中一般で言う「趣味」だった、ということに気が付いたからだ。

だから、企業を決めた去年の夏ごろからは、その土俵ではなく、何か新しいことを勉強して、
Webとメディアはあくまで小手先にして、「ビジネス」ができる分野に進出しようと決めた。
自分のキャリアの否定も含んでいたし、新しい分野だから右も左も分からない。
当然、武器は技術力しかないけど、その技術もゼロから学ぶ必要がある。
面倒臭さとか不安だらけだった。でも、それをやらないと起業はうまくいかないだろうと、
自分自身の性格となりゆきを直視して未来を想像した。

自営業は、現実を常に直視しなくちゃ生きていけない。
しかも単なる直視じゃない。
普通なら目を背けてしまうような、自分の奥底の、内面的な弱さを直視する必要がある。
今の自分が5年後も同じ状態だと想像して、ゾッとすれば、不安をバネに自らを変化させる努力が必要だ。
その想像に耐えられなければ、成長はない。今の自分のままだ。
今の自分は、妻や親が倒れて、自分が病気をしたら、もう誰も助けてくれない。
周囲が倒れるのも自分が病気するのも、確実に来る未来だ。夢じゃない。ならば用意しなくちゃいけない。

趣味とビジネスの違いはここにある。

趣味は、現実を直視しなくて出来る範囲のことだ。
だから楽しい。けれど儲からない。楽しいことは多くの人がやっているから。

ビジネスは、現実を直視しなければできない。
だから辛い。けれど儲かる。辛いことは多くの人はできないから。

前職の取締役が、経営はアスリートに似ているという話が、なんとなーーくわかってきた気がする。