切られる前に切れ

先日、割り算ができなくて筆記試験で落ちそうになってた某ベンチャー。昨日、一次面接に行ってきた。とりあえず備忘録も兼ねて、書き出し。最近blogを就活関連で検索してくる人が多いっぽいので、情報提供の意味合いも込めて! 就活はじめての面接だからやっぱり最初は緊張した。待合室みたいなところに通されて、「時…

先日、割り算ができなくて筆記試験で落ちそうになってた某ベンチャー。昨日、一次面接に行ってきた。とりあえず備忘録も兼ねて、書き出し。最近blogを就活関連で検索してくる人が多いっぽいので、情報提供の意味合いも込めて!

就活はじめての面接だからやっぱり最初は緊張した。待合室みたいなところに通されて、「時間までお待ち下さい」と言われた。緊張ドキドキ。すみません、時間までお待ちできる気がしません。15分ぐらいすると、面接の相手になる人事の方が来て、会議室みたいなところに通された。面接は1vs1で30分。相手の人事の方は、ガチガチな雰囲気じゃなくて、かなりフランクなしゃべりをされる方だった。

雑談が終わると、志望動機を聞かれた。これについては用意してた答えをボイス再生。自分が答えた志望動機について、「あなたは自分の志望動機について一般的な観点からどのように思われると考えますか?」という切り返しをされた。ぐお・・・いきなり強烈な攻撃・・。とりあえず「リスクマネッジの観点から経営スタンスとしては共感できるものだと思う」とアドリブでなんとか切り返した。

後半になると「何も無いところから始めるのと、何かあるところに付け加えて行くのでは、どっちがあなたにあっているか?」と、抽象的な質問が来た。な、なんちゅう難しい質問だ…と内心焦りつつ、けれど顔面は笑顔で、「そうですね、後者でしょうか。」と答えた。ここで後者を選択した理由は、その選択の理由を問われたときに、前者は直感論になってロジックが崩れると考えたからだ。直感論は話しやすいが説得力に欠けるというのは昔合コンやりまくってた経験上、知っている。

自分の回答に対して「何故そう思うか?」と当然の如く返されたので、イチかバチか、アドリブで展開する。「私は、前者のように最初から何も無い分野というのはビジネスシーンにおいて滅多にないと考える。何も無い所には、それなりの理由があるはずだ。それに対して後者は、誰かが何か既に行っているという実績がある。結局どちらにもオリジナリティを出すチャンスはあるのだから、私は後者を選ぶ。
ただし、前者に対しては何も無い理由について調査も行う。何も無い原因が、”リスクがあるから”だとしたら、リスクの原因について調査し、投資価値があるなら投資する。”まだ誰も気づかなかったから”だとしたら、積極的にアプローチする。」と説明した。それに対して「うん、
とてもわかりやすい。」と好反応だった。よし、切ったり!

そんな感じで30分が過ぎ、面接終了。合格者にはメールがそのうち届くらしい。感想としては、自分の考えの道筋を相手に伝え、
論理の展開を共に追うことができるか、というコミュニケーション能力をかなり見てたっぽい。その点では結構好印象だった気がする。
エントリーシートに書いた技術的な話はほとんど登場しなかった。それについては、たぶん2次面接以降でガシガシ突っ込んでくるんだろう。

今回、面接の最中に気が付いたこと。俺は話をはじめると緊張を忘れるらしい。緊張するしないの次元じゃなくなって、相手を何とか説得し倒すために「負けてたまるか」的な気持ちになってくる。相手が「なんで?」と聞いてきたとき、色々な理由をその場で考えるわけだけど、話しながら「あ、こっちの方向はまずそうだ」とか「こっちなら何だかイケる感じがする」というのを脳内でリアルタイムに策略。このスキルは間違いなくenpowerd by 合コンだ。

自己教訓。面接で緊張するのは面接に対して漠然とした怖いもの意識があるからで、実際に面接をしている最中は怖がってもいいから”話の内容”に集中して迎え撃て。つまり、得体の知れない敵が刀で切りかかってくる→怖いけれど泣いてちゃ殺される→切られる前に切れ