こんなに文章を書いてるのは大学以来か、いや最近でも補助金の申請で事業計画書を書いたのだから、文章を書くこと自体はそれほど久しぶりなわけじゃない。でも、これがすごくすごく久しぶりに感じる理由は、あまねく一般の誰かを説得するための文章、ってことだな。
もちろんお金もうけのために書いてるわけじゃなく、40代から始める、新しい事業のための本。ネットでも無償で公開するし、うまく広がるようなら、自費出版で紙媒体にする予定。前にもこのブログで書いた「マクロな不幸はミクロな幸福を否定しない」っていうテーマの作品。自分の人生をかけたアート活動みたいなものかもしれない。
最近はその関係で哲学・アート・社会学の関係の本を読み漁ってる。いままで哲学も美術もリアリティがないからといって”遠慮”してたんだけど、まぁそろそろ逃げられないと思って勉強はじめた。もちろん、知の巨人にりたいわけじゃ……いや、若い連中の飲み会のイッキ飲みコールみたいな、巨人たちのコンテクストに自我を統合したいわけじゃない。あまくで、自説にちょっとだけ、それっぽい味をつけるだけ。界隈の言うホンモノなんて僕には無理だし、それがあるかないかは、この作品の目的には関係ないだろう。
最近、すごく子供っぽい行動になってきてるのを感じていて、僕は間違いなく帰ろうとしてるんだなと確信してる。このブログのサブタイトルが帰り道の道草であるように、どうせなら、誰もが度肝を抜いて、人によってはドン引きするような、また人によっては心から救われるような、ボラティリティの高い帰り道にしていきたい。