上の娘が手足口病をもらってきて、その後妻に感染。
手と足はいいとして、口の中に口内炎ができて固形物が食えない状態がかわいそうだ。。。
僕にも来るかな~と思ってたけど、大丈夫だった。
下の娘といえば、遅めの歩行開始だったけど、すっかり歩くのが楽しくなってる。
写真は研究学園の坂東太郎にて。
いろいろファミリー系のレストランにいったけれど坂東太郎グループの各店舗のコンセプトのうちだし方やらサービスにはいつも感心する。坂東太郎はわが茨城県の地場系レストラン外食グループで、Webによれば創業は昭和50年、従業員は200名。
研究学園にある家族レストラン坂東太郎には、それなりに広い「庭」がある。そこには金魚も泳いでいるし、アメンボもいる。先日行ったときにはあいにく席が30分待ちだった。普通の店ならあきらめていた。でも庭のおかけで子供たちは夢中で遊んでいられた。そこで心底感心して坂東太郎を意識した。これだけの庭を維持するにも相当のお金がかかっているはず。もし目の前の金のことだけを考えたらこの庭は作らないだろう。さらに店内は全席個室。動き回る小さい子連れにとってはゆっくりと気兼ねなく過ごせてうれしい。でも、面積当たりの売上や回転率を考えたら全席個室という選択肢は出てこないだろう。もちろんその分メニューの単価は全国チェーンと比べると高い。家族単価は5000円ぐらいか。それでも質は良いし、庭や個室を考えれば十分に価値がある。特につくばという子育て世代の多さや可処分所得が比較的大きいという土地柄を見てのデザインだろう。
これを実現している背景に強烈な「割り切り」というか「選択と集中」のセンスを感じる。あらゆる客を幅広く取り込むというマス的なマーケティングではなく、たとえ一店舗あたりの費用対効果が低くなったとしてもきっちりニッチのシェアを確実に押さえていく。そして鋭く刺さる店舗コンセプトを複数展開して、束ねて収益を確保する。だから、おなじく坂東太郎グループの「ひなの」も素晴らしい。
以前、妻の地元の新潟でも、子連れでファミリー和食系の地場系チェーンに行った。それと比較しても、地場系の同業他社で抜きんでている印象だ。すべて牽引しているのは同社のかかげる「親孝行」コンセプトを中心に置いたブレのない経営だろう。
ある程度の「余裕」がなければ、こういうコンセプト中心の経営はできない。決して短期的利益にはならないからだ。
だから、「余裕」が出てきた時には、坂東太郎よろしく、「余裕」を持っている時にしかできないオペレーションを実行すべきだ。それが「余裕」を持たない競合への参入障壁になる。
僕も、肝に銘じて頑張ろうと思う。