もしも仮の話として、
自分が日本が進むべき方向を指し示さなくてはいけない立場に立ったとしたら、
どういう方向を指さすか??
暇つぶしに考えてるんだけど、
いまの時点でのまとめておく。
とにかく、経済成長を追うのはもうやめたほうがいい。
資本主義の行く先は自滅しかない。
結局のところ国家や経済の成長は恒久的なものじゃない。
大量生産、技術革新による効率化、技術で補えない部分の単純労働化。
どの時代もどの国を見ても、農村からの出稼ぎ労働が国家の成長を支えている。
貧富の格差を利用して外貨をどんどん獲得することで高度経済成長を迎える。
資本主義は、安い人件費をイナゴのように食いつくすモンスターだけど、
その源泉は貧しい人々のお金への憧れと夢だ。
だから、夢でキラキラしてる国は成長する。逆も然り。
ポイントは資本主義で先進国にたどり着いた国がどうなっていくか。
農村部まで物質と情報で満たされた国がどうなるか。
単純に、源泉となるお金への憧れと夢が消える。
人件費もあがって単純労働で取れるパイはどんどん小さくなる。
こんな状態になっても、夢とキラキラ時代のやり方を忘れられずにいるのがこの国だ。
総オヤジ化したこの国が、元気いっぱい働き盛りの若者の国に負けじと頑張ろうとしてる。
本当にカッコ悪いこと、この上ない。
カッコ悪いだけならまだしも、中年オヤジの頑張りは体に響く。
いまこの国の未来を壊そうとしているのは、精神だ。
一番元気が良くて才能のある若者がみんな、暇つぶしに生きてる。
見渡せば高齢者と介護で苦しんでる家庭だらけ。
その大人も大人で、子供には勉強していい大学に行けとしか言わない。
もういい大学でいい会社という時代に未来はないのに。
で、僕の意見。
資本主義の舞台から降り、疲れた体を休めるためにこの国の必要なのは、ずばり鎖国。
荒治療だけど、アメリカの横で鎖国して、原則として内需ベースの経済に切替える。
どうせ地理的な関係があるから貧乏になったところでアメリカの後光は簡単には消えない。
アメリカに対して土地をもっと開放して、対アジア拠点として使ってもらう。
世界経済の中では、アメリカの砲台置き場、それだけのための国になる。
でも世界経済と資本主義は、もう追ってはいけない。くれてやればいい。
その方針に沿えない人間も出てくるのは仕方ない。
その場合には新しい建国でも認めさせればいい。
イギリスがアメリカの故郷であるように、
日本はそういう日本から生まれた新しい国の故郷になるべく、
高度な生活水準と伝統と文化をもって、小さく小さく長く長く生きられるようにすればいい。
イメージとしては、長生きしてるのに品のいい老人。
これだね。