30代の振り返りとか

この10年も無事、大変化だった。

10年前、30歳を前にしてサラリーマンと東京生活をやめ、自分で食うことを決意して、茨城に帰って、自分の仕事を作ったり、子育てを始めた。いや、選択したように書いてるけど、そんな余裕があるようなもんじゃなかったな。ほとんど逃げ出したようなもんだ。僕にはこの道しかなかった。この道を見つけられただけでも幸運だったと思う。そのまま東京に残っていたときに待っていた大企業での出世ゲームなり、東京アーバンライフみたいな夢の世界線と引き換えに、この世界線を手に入れた。

一番大きいのは、サラリーマン時代に僕を苦しめていた呪いみたいな世界観をほとんど消せたことだ。他人からの価値観におびえず自分の物差しで生きられるようになった。

僕は最近、いわゆるめんどくさいオヤジになってきたと思う。自分が若い頃に見ていた、例えばコンビニとかレストランとかでめんどくさいことを言ってくるオヤジ、あれになった。若い頃は、そういうオヤジをみて、「謙虚じゃねえなぁ」としか思わなかった。でも、今なら分かる。すべての他人から認められることをやめ、自分・家族・近しい人を優先して守るために、他の誰かを犠牲にすること。言い方を変えれば、嫌われることができるようになった。これは若い頃にはできなかったし、できるようになって人を見る目も変わった。世界の見方が180度変わった。社会全体的に物的・精神的な余裕がなくなっていくこれからの時代、とにかく近しい人を守っていこうと思う。

絵描き

突然、液タブCintiq16を自宅用と職場用に2台購入。

やっぱ表現と言えば絵だよねってことで、年単位で絵の勉強をしていくでございます。

かっこいいイラストっていうよりは、絵コンテかけるようになりたい。これね。

雀魂

知り合いの会社の社長さんとスタッフの方と一緒に、うちの会社との交流麻雀をたまにやるようになった。学生のとき以来だから20年ぶり。もともと点数計算も自分じゃできないぐらいだけど、いい歳なのでちゃんと(?)付き合い麻雀をやれるように練習してる。

昔は東風荘やってたけど、最近は雀魂っていうオンライン麻雀ゲームが覇権らしいのでさっそく登録した(もちろん脱衣とかじゃない健全なヤツ)。

実際やってみたけど実にゲームデザインがよくできてる。麻雀やるだけなら完全に無料でブラウザだけでフルで遊べるし、課金してガチャ回せばアバターが手に入る。牌操作されてないことを証明するためのMD5ハッシュ値機能まであるとは。

いまだ雀士3だけど、数学的・統計的に最適な打ち方が身につくまで頑張る。

映画 マネー・ショート

見た。ネタバレ注意。

かなりマニアックな映画で, 評価分かれそう. 僕は最近金融にすごく興味あるし, 面白かった.

この映画、雰囲気映画として見ると、綺麗・詩的な感じがして、特に「音」がいいシーンが多いなと思った。特に印象的だったのは, マークがCDOマネージャからCDOについての説明を受けるシーンで, レストランの喧騒やキッチンの調理の音の差し込まれ方がテンポよくて, 金融の用語なんてちんぷんかんぷんでもなんか雰囲気だけでバブリーでマネーな世界に浸れた感じがする。

雰囲気は良いけど, 話としてスッキリするものとは感じなかった. 金融言うとスーツきてクレバー・スマートな印象あるけど, 描かれてる話はまったくスマートじゃない. 一言で言えば全力逆張りのガチホ・ナンピン物語で, 自分の金をこやつらのファンドに預けたいか言われたら資産の3%が上限だわ. 受託者責任くそくらえ! とか解約制限かましたるわ! みたいな話は, 気持ちはわからんでもないけどマジやめてほしい. そしてやっぱりCDSで逆張りしたところでシステムの立派な一員であることからは逃れられるわけもなく. そういう意味でドイチェのジャネットが一番プロ意識あってカッコよく見えた。

あと後半で, ブラピ演じるベンの一言 because you guys said you wanna be rich, and now you’re rich! (?? みたいな英語だったはず) が, ホリエモンの小説「拝金」を思い出して, よかった. 「でもおまえも世界崩壊を信じながらもシステムなしでは食えんのだろ? ん?」 とニヤニヤしながら言ってやりたい. そしてもちろんそういう僕もシステムなしでは生きられないのだ. そこのループが最高にこの映画のおもしろいところに感じた.

また見よっと!

インフレの足音

※先に断りますが, この考えは私個人のもので, その真偽についてもまったく保証されませんし, この記事を読んで何か行動をされた場合についても, 私は一切責任を負いませんのでご理解ください。

コロナ自体も心配なことだけど、ここにきてコロナの影響で金融危機の兆候が出てきた。世界中で株価が歴史上稀な勢いで暴落してる。もちろん株に投資していない人には暴落の影響はない。ただ、気になることは3つ。

(1)混乱を食い止めるために世界各国が兆円単位で赤字国債を発行しはじめたこと。
(2)都市封鎖ほかの影響から物資が不足する可能性がでてきたこと。
(3)円安になってきていること。

この状況はほとんど戦争中の経済だ。戦争の経済の帰結は激しいインフレだということは歴史が証明している。アベノミクス以後の長期にわたる金融緩和でたたでさえ資金がダブついていたところに, 供給が細るきっかけが生まれたらどうなるか. また輸入材料費の高騰がおきたらどうなるか。

日本ではインフレの恐ろしさを実体験した人はもうほとんど生きていない。僕も小さなころに100円の缶ジュースが120円になったぐらいしか記憶にない。デフレに慣れ切ったから、モノの値段が延々と上がっていくかもしれないという発想自体が失われて久しい。この状態で、まるでトイレットペーパーがなくなるという噂のように、人々の間で「物の値段が上がるらしいよ」と噂が広まったらどうなるか。

もともと金融が不安定になりそうな兆候があったので、僕は去年の夏頃から貯蓄のインフレヘッジを始めた。まさかコロナウイルスでこんな状態になるとは思わなかったけれど、これからはペースを早めて日本円預金以外に分散していこうと思う。