「けものフレンズ」全話みた

なんでこんなに流行ってるのか知りたくて「けものフレンズ」全話みた。
作品自体はほんと控え目に言って何が面白いのかわからなかったんだけど、でもネットでは、流行ってる、とされている。
作品自体はあくまで普通、という前提を動かさなければ、たぶん「けもフレが流行っている」という言葉が、僕の中の「流行っている」の基準と違ってるから、僕は違和感を感じるのだと思う。

いまのSNSの時代、みんなが同じ「流行ってる」という言葉を使うのだけれど、実はその規模が、人ごとにものすごく違っているのに、その違いが解釈されずにバズを起こしているのかもしれない。

100人ぐらいの濃いコミュニティ内で「流行ってる」という声を上げると、それを外から見た人が、自分のコミュニティの中で流行っていると勘違いして、作品を見てみる。すると一部の人はその作品に共感して「流行っている」と言う。それを聞いた別のコミュニティの人が…と、後は連鎖反応。そうして「流行ってる」という言葉が、規模が隠されて連鎖反応的にそれぞれの人の中の「流行っている」の基準によって解釈されて伝播していく。

そんな感じ。

少人数でもいいからまず「これすごい」「流行ってる」を言ってもらえるコアな人を掴んでネットでそう言ってもらう。
それがすごく重要なのかもしれない。

中二病はカッコ悪いと思ってた時期がある

中二病はカッコ悪いと思ってた時期がある。

くだらない、どうしようもない、子供じみた、いかがわしい、汚らわしい、理性のかけらもない物には価値がなくて、成長の先には自分の知らない大人の世界があって、僕は成長するにしたがって中二病は終わって大人の世界に移行して、そういった中二病的なものは全部消えて、充実して、子供じみていない、価値のある、素晴らしい理性的な世界がそこに待っていて、それに取り残された子供みたいな大人達とは決別して、自分はちゃんとした人間になっていくのだと信じていた時期がある。

僕はそんなに直感が働かない人間ではないと自信をもっているし、そのセンスを飯のタネにしているのだけれど、それに限っては、本当に、完全に、間違いだった。

どこまでいっても中二病しかない。

僕のように信じ込んだ人たちがいっぱいいて、中二病ではない世界を頑張って探しているのも知っている。そして、その人達は、中二病を超えた世界がないのを知っていながら、自分たちで頑張って脱中二病の世界を作っている。

でも、誰も中二病から逃れられていないじゃないか。みんな自分に大ウソをついて、ウソを塗りたくって、中二病を嗤っているじゃないか。

その様子が滑稽に思えて仕方がない。

少なくとも僕は、もう自分にウソをつくのは心底嫌だ。

最近、うちでバイトをする学生さんには、「一度、自分に嘘をつくのは仕方ない。でももし、嘘をついていることが不幸の原因だと感じたら、嘘をつくのをやめる方向に舵をきったほうがいい。」と言っている。

おっさんや。完璧な。