ニコ動で感じたイノベーションのジレンマ

ニコ動でマトリョーシカ800万再生いってて驚いた。
進撃の巨人1話無料が300万だから。
5年前の音楽のPVやらで、800万再生いってるの、あるんだろうか。

たぶん、本当に求められていたのはこれで、音楽レーベルが作った音楽は過剰になっていた。
イノベーションのジレンマの構図を感じた。

売り手は、買い手のニーズを追及しすぎて、本当に欲しがっているものとはズレたものを提供してしまう。買い手は、売られている物の中から選ぶしかないので、いつのまにか本当にほしい物を自分自身で忘れてしまう。売り手は買い手のニーズをしっかり見ていると思い込んでいるが、実際は、売り手が顧客を洗脳した状態にしている。買い手は買い手で、自分自身が本当に欲しい物を忘れてしまい、売り手が売るものを買うだけになる。一種の思考停止状態だ。

このギャップがある程度進んだ時に、ふと、忘れ去れていた「本当に欲しかったもの」をダイレクトに提供する人が現れる。そして一気にそこに買い手が流れ込み、ズレていたニーズをホンモノだと思い込んでいた売り手は死に、本当に欲しかったものを提供した人が新たな売り手となる。

そしてその新たな売り手も、しばらくすると、買い手から本当に欲しがっている物を忘れ初めて、以降繰り返される。

だから、一見完成されたように見える市場に対しも、新たに参入するチャンスがないわけではない。
イノベーションのジレンマを自己認識できない企業は、新たな参入者につけこまれるスキを与えてしまう。
ベンチャーはスキのある市場を常に探している。

サッポロ一番が強いのは、成長のためと称してサッポロ一番2やスーパーサッポロ一番にメインストリームを切り替えようとせずに、サッポロ一番を売り続けていることにある。最適解はそこにある。

そしてイノベーションのジレンマは何も企業体や経済活動にとどまらず、人の生き方に対しても普遍的に起きることだと思っている。

成長成長と煽られ、教育教育と縛られ、付加価値でブグブクに太らされ、本当は自分が欲しくないものを何故か自分自身で気が付かないままに追いかけてしまっている人が多い事、多い事。人が本当に欲しいものは古来変わることはなくて、答えは生活の中の小さいこと、例えば散歩しながら季節の変わり目を感じる瞬間にあったりするのに。

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